先日HSK4級について記事を書きながら、不安になってきたことがありました。
私はHSK5級合格したと思っていたけど、実は合格していないのではないのか・・・
↑何級でもお世話になっている。私はアプリ版派。 |
過去記事:HSK4級のレベル。中国語ゼロから初めてどれくらいで合格点とれるか。TOEIC、英検だとどれくらいのレベル?
目次
HSK5級について
対象受験者
HSK(五級)は、主に週に2~4回の授業を2年間以上習い、2500ぐらいの常用単語を持つ者を対象としています。
参考:考试介绍–汉语考试服务网
結構、がっつり勉強している人がいっぱい単語を覚えて受ける試験です。
レベル(英検何級?TOEIC何レベル?)
HSK(五級)は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストで、「国際漢語能力標準」の五級、「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEF)」のC1級に相当します。HSK(五級)の合格者は、中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国語の映画もテレビ番組も観賞できます。さらに、中国語でスピーチをすることもできます。
TOEIC(L&R)=945点以上
と、C1レベルを換算するとなります
試験内容/時間
試験内容
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問題数(問)
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解答時間(分)
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一、聞き取り
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第一部
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20
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45
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约30
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第二部
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25
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解答用紙に記入(聴力部分の答えを答案用紙に書き入れてくださ)
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5
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二、読解
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第一部
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15
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45
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45
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第二部
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10
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第三部
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20
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三、記述
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第一部
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8
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10
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40
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第二部
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2
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合計
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/
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100
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約120
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HSK5級 実際の体験談
以下、合格と書いていますが、本項では合格点と言われているらしい6割、180点を超えたという意味です。合格についての考え方にジャンプ!
合格までの期間
4月から中国語ゼロではじめて翌年2月に合格しました。10か月です。
外国人向けの中国語コースで2学期間(4か月+4か月=計8か月)学び終えたところで、終わった時に「(勉強した内容は)HSK3級合格するくらいですね。」と先生が言ってたくらいの文法、単語量でした。
試験勉強の期間は2か月くらいです。作文が急に多くなり自分では対処できず、オンラインで先生に見てもらってました。
過去記事:オンライン中国語 Skype(スカイプ)
実際のスコアシート=192点(約6割6分)
しつこいがピンクのカッコに、4級では記載がある180点合格と書かれていない。
勉強した本
私は結局、過去問をきちんとやる方が効果があると思っている派なので基本これで勉強しました。説いて、そしてわからない単語とか後で調べて覚えるというやり方。
あとは、日本語パワーで単語の意味が分かっても読み方がわからないからピンインと中国語、意味がわからないのは日本語も書いて一覧にしてました。
↑あと、これはアプリ版をダウンロードして使っていましたが単語を覚えるのに非常によかったです。いつでもできることもよかったです。
合格時の実際のレベル
中国人と不自由なく生活できるほど会話できるレベルとは程遠いです。スピーチ、新聞、テレビなんて、無理無理。
簡単な質問をし、簡単な回答はわかるが「会話」には程遠いです。旅行者が頑張って話しているのを、現地の人が暖かい心で聞いてくださっている感じですかね。
発音の悪さで聞きなおされることも多です。(未だに)
HSK5級は何点で合格なのか?
5級以上は合格・不合格点はありません。
いろいろ上で調べたけど、合格者という概念はありそうですが、合格点ないのです。
合格の概念はありそうですが、試験を受けてもHSK5級合格、不合格という判断がされません。
スコアだけが表示されます。TOEIC方式。
公式サイトもこんな感じ:
結果は点数でフィードバックされます。 ※1~4級までは「合格点(6割のスコア)」が表記されます。
HSK5級の合格点は、世間では何点と思われているのか!?
中国就労ビザ(Zビザ) 「HSK5級合格」ケース①
↑中国の就労許可書の見本
参考:HSK crester
中国の就労ビザ関連のケース。現在中国では、最終学歴、仕事内容、中国語力、業務経験などなどをポイント換算します。
参考:BTMU(China)実務・制度ニュースレター 2016年11月23日
参考:HSK crester
Aタイプ:外国高度人材 制限なしの受け入れ 85点以上
Bタイプ:外国専門人材 市場動向により制限あり 60点以上
で、この点数を項目はいろいろありますが、
(どこの企業グローバルフォーチュン500企業とか、トップ大学100とか、今何歳とか)
参考:HSK crester
その一つがHSKです。
参考:HSK crester
通过汉语水平考试(HSK)五级或以上 10
HSK5級以上合格者 10点付与
と書いてあるのですが、合格点が何点なのか書いていない・・・
合格者が10点もらえるようですが、合格点は不明です。
结果→
合格という概念はありそうだが、合格点わからず・・・
汉语考试服务网(HSK公式サイト)「HSK(五級)の合格者」ケース②
参考:考试介绍–汉语考试服务网
通过(五级)的考生
五級合格者
について書いてあるのですが、こちらもどこを見ても合格点が書いていない・・・
结果→
合格という概念はありそうだが、合格点わからず・・・
バイドゥー(百度)での説明 ケース③
百度で調べると180点合格と書いてある!!!
しかし、「新汉语水平考试」とかいていないから以前形式のテスト説明なのでしょう。
参考:百度百科
结果→
以前の形式(中国汉语水平考试)の時は合格という概念はあったようで、過去は6割合格の180点であったが、
現在の形式(新汉语水平考试)の合格点わからず・・・
中国の大学 留学生受け入合格点 ケース④
参考:中国国内の主要大学で要求されるHSK基準例(HSK.jp)
HSK5級条件では、点数の設定180点以上としているところがいくつもみられました。
ただし、大学によっては(清華大学等)単元(聞き取り、読み、作文)ごとの最低取得点数が決められています。
さすがの天下の北京大学のHSK条件はHSK6級。
しかも180点でなく200点以上(しかも作文点数条件付き(泣き))です。
その他の大学でも195点、210点など設定しているところもあります。
结果→
すべてとは言えませんが、HSK日本公式サイトによると、多くの大学の留学生受け入れ必要要件は、180点!と設定.
(合格点とは関係ないですが、基準として180点はキーです)
日本の求人・転職サイト 応募可能点数 ケース⑤
いくつかのサイトで「HSK」を検索キーワードにすると、傾向がわかりました。
やっぱり、求人サイト方面でも・・・ほとんど点数が書いていない。
(Indeedで検索しました)
「HSK5級以上」という条件。
これは、点数関係なく、HSK5級受けていれば応募してもよいのですか、人事の方!?であれば、ぜひ、帰国後私を。。。という気分ですが。
ほとんど、「HSK5級以上」という点数がはっきりしないタイプがほとんどだったのですが、本当に少しだけですが、いくつか点数入りのも見つけました。
「応募条件 HSK5級 180点以上」
结果→
ほとんどの求人で「HSK5級以上」とありますが、明確な点数はなし。
点数記載があるところは180点が多い印象。仕事内容によってはそれ以上もあり。
合格者、5級の方と書かれているのに、5級の方にどうやって合格するのかわからないというもやもや感はぬぐえないですが、
どうも180点がキーにはなっているらしいという、世の中のご意見と合わせて、ポジティブに6割合格と考えて合格したいうことにします。
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